■魏志倭人伝考■2021/05/15
■魏志倭人伝考■2021/05/15
漢委奴国王印は、大切な公文書を封印するために使われていたようです。
当時紙は普及しておらず竹簡や木簡を紐でつなぎ合わせた簾状の物に文字を書き巻物にしていた。文字は漆や炭を使っていたが小刀などで削られ内容を簡単に書き換えられる。そこで使われたのが「封泥」。
公文書を更に、特殊な木片を組み合わせた紐で縛り、木片に粘土を乗せ、印で封をする。開封するには紐を切るか封泥を破壊するしかないという仕組みです。
封泥は中国でも遺跡などから出土しています。
卑弥呼が下賜された親魏倭王印の封泥が見つかれば、邪馬台国の場所も判明するかも。
私は志賀島で発見された漢委奴国王の金印は偽物だと思っています。
印綬は王朝が変わった際に返却しなければなりません。
親魏倭王印を下賜された最大の要因は、漢から魏に変わった際、
本物の漢委奴国王印を返却したからではないでしょうか。
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