ぱたもんのブログ

妄想的歴史考察の備忘録(休止中)

■奴国考■2021/06/27

■奴国考■2021/06/27

【奴国で考えた言葉の意味-その1-】


国史書に最初に登場する日本の国は
「漢委奴国王」の金印で有名な「奴国」です。
当然「奴」という漢字は当時の中国使者が日本国内で耳にした
「日本の音」に似た「中国の音」の文字をあてたものです。

 

「奴」はどう発音されていたかというと、
一般的には「na=ナ」で他には「nu」「nui」「nag」など説があります。

 

ところで、その「ナ」の意味は何だったのでしょうか?

 

アイヌ語で小さい川の事を「ナイ」と呼んでいました。
現代の地名で頓内、珊内、岩内などはその名残とされています。
国の名前は特徴となる土地の形状、信仰、災害、特産物などが選ばれます。
つまり「奴国」は「川のある国」の意味だったのではないかと考えます。

 

中国の漢字文化が流入し始めると国の名前と川の名前を区別するため
「奴河」と名付けたのではないでしょうか。
「ナガ」と発音します。黄河(コウガ)などの呉音です。

 

後に中国側の都合で呉音から漢音に変わると、
交流の多かった日本国内の発音も「ナガ」から「ナカ」に変わっていく。

 

葦原中国(あしはらのなかつくに)とは、
「葦が実った水が豊かな国」という意味ではないかと思っています。

 

 

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