ぱたもんのブログ

妄想的歴史考察の備忘録(休止中)

■幕末日本図絵考■2021/07/04

■幕末日本図絵考■2021/07/04

【幕末日本図絵で考えた巨大寺院の謎】

 

スイスの政治家エメ・アンベールは幕末の1863年に「特使及び全権公使」
として来日し、翌1864年徳川幕府と日瑞修好通商条約を調印。
約10ヶ月間の滞日の間に、写真、書籍、浮世絵など多く収集。
帰国後1870年フランスで『幕末日本図絵』(仏: Le Japon Illustré) 出版。

その中に巨大な寺院の絵が描かれている。

 

絵のサインから作者を調べてみました。
Émile Théodore Therond
エミール・テオドール・セロン
1821-1883年。フランス人。製図工、彫刻家、版画家。

 

https://philographikon.com/printsjapan.html
によると写真を基に木版画を製作したとあります。

wood engraving by E. Therond
でググれば他の作品も色々確認できます。
該当の絵だけ誇張して作ったとも思えません。

 

西本願寺(築地本願寺)説が出ていたので調べてみました。
http://yorimichi.club/2018/05/05/tukijihonnganji/
によると関東大震災前の本堂内部の絵図が載ってます。

 

アンベールの持ち帰った資料の中に該当の写真があれば
証明できるのですが、その有無は不明です。

この巨大寺院は実在したが意図的に廃されたのではないでしょうか。

 

関連動画
幕末に存在した?描かれた幻の巨大寺院を検証

www.youtube.com

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